中国輸入の関税や国際送料などを簡単に計算できるツールを探していますか？
または、ツールをみつけたけど、ツールを使いこなせなくて困っていませんか？
簡単！なんて謳いながら使うのが難しい・・・
使い方わかんねーよ・・・
説明書頂戴っ！！なんてことも・・・
私も、中国輸入を始めたころ、どうしても、前もって経費を計算したくてツールを探したりしていました。
でも、結局有料だったり、使ってみてもイマイチ使い方もわからず、こりゃいらんわ・・・
でも、わからなくても輸入しているうちに、段々と感覚をつかんできて
この発注金額なら大体このくらい！
この量ならこのくらい！
ってのを感覚的に感じながら仕入れていました。
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だいすけが解説
ってことで私の経験から経費を一発計算する方法を紹介いたします。
結論だけ知りたいよって人はまとめからどうぞ！
目次
関税とは
輸入品にかかる税金『輸入品に課せられる税』です
輸入品のすべてに課せられるものではありませんが、私たちは商用目的で輸入しますので関税を支払うことになります。
関税を減らすとか、払わない方法！なんて情報もありますが・・・
脱税などせずにしっかりと関税を支払いましょう！
そういった方法はグレーであり、捕まる可能性も秘めています。
誤った情報に惑わされずに、自分の身は自分で守りましょう！
では、関税は何故あるのでしょうか？
それは、『国内産業を守る為』だということです。
輸入してきたものは、輸入する国にもよりますが激安で仕入れる事ができます。
それをそのまま日本で販売すれば、国内（日本）の小売店など国内産業が潰れてしまします。
そういったことを阻止し、価格を均一にする目的もあり、関税が課されています。
個人輸入と商用輸入
個人輸入の場合
商品代金の60％×関税率（簡易税率or実行関税率）
商用輸入の場合
（卸売価格+送料+保険+その他経費）の100％×関税率（簡易税率or実行関税率）
で、計算できるといわれています。
税率について
毛皮のコート: 20%
外衣類: 5.3% – 12.8%
Tシャツ: 7.4% – 10.9%
水着: 8.4% – 10.9%
ネクタイ: 8.4% – 13.4%
マフラー類: 4.4% – 9.1%
革製: 8% – 16%
金製、銀製、プラチナ製、貴石製品: 5.2% – 5.4%
腕時計、その他の時計: 無税
パソコン: 無税
デジタルカメラ、ビデオカメラ: 無税
ピアノ、弦楽器、吹奏楽器: 無税
ブルーレイディスク、ＣＤ: 無税
書籍、雑誌: 無税
楽譜、ポスター、複製画、カタログ類: 無税
肉筆の書画、版画、彫刻: 無税
香水、オーデコロン、口紅、マニキュア用品、化粧水: 無税
浴用化粧石けん: 無税
がん具: 無税 – 3.9%
乗用自動車、オートバイ: 無税
モーターボート、ヨット、カヌー: 無税
スキー用具、ゴルフクラブ: 無税
釣り用具: 3.2%
甲が革製又は甲の一部に革を使用したもの: 30%又は4,300円の高い税率
腰掛け、家具: 無税
絨毯: 6.3% – 8.4%
プラスチック製: 無税 – 3.9%
陶磁製: 無税 – 3.9%
ガラス製: 無税 – 3.9%
ステンレス製: 無税 – 3.9%
毛布、ベッドリネン: 3.2% – 10.9%
マットレス、ふとん: 3.2% – 10.9%
茶葉: 3% – 17%
コーヒー豆: 無税 – 12%
ミネラルウォーター: 3%
清涼飲料水: 9.6% – 13.4%
ビール、ウイスキー、ブランデー、リキュール: 無税
チョコレート菓子: 10%
砂糖菓子: 24% – 25%
クッキー、ビスケット: 13% – 20.4%
アイスクリーム: 21% – 29.8%
ソーセージ: 10%
魚類缶詰: 9.6%
かに缶詰: 5%
チーズ: 22.4% – 40%
たばこ: 無税 – 29.8%
ペットフード: 無税 – 36円/kg
さーて、もう難解になってきましたね・・・
ここで検索が可能です
が面倒なのでGoogleの検索窓に「商品名 関税」と入力しましょう
同じサイトの商品名の税率が表示されます
関税はいつ支払うのか？
中国輸入はどちらでしょうか？
みなさんお分かりだと思いますが
中国輸入ビジネスは、『商用輸入』ですよね！
個人輸入
自分で使用する、少量の輸入、販売しないものが個人輸入
商品代金が16,666円以下であれば、関税がかからないのも特徴
（課税対象額（海外の小売価格×0.6）×関税率）
商用輸入
転売目的のもの
販売する予定の輸入は商用輸入
（課税対象額（卸売価格＋送料+保険+その他経費）×関税率で計算）
判断基準
個人輸入は自分が使用する物のみ
商用輸入は
会社の備品を輸入
同じ商品を何度も輸入（反復性）
同じ商品（近いもの）を大量に輸入
友人や知人に頼まれて代理輸入
輸入量が少ない場合でも商用輸入に判断される場合があります
簡易税率か実行関税率か
簡単に説明すると
商品代金＋国際送料の合計が20万円以下＝簡易税率
商品代金＋国際送料の合計が20万円以上＝実行関税率
という認識でいいと思います。
さて、ここまでついてこれてますか？
少量仕入れは簡易税率
大量仕入れは実効税率 です
輸入には色々な税金が課せられる
税関では
・関税
・消費税
・地方消費税
通関業者では
・通関手数料
・立替手数料
これに加え
国際送料
中国国際送料
代行業者に払う手数料
為替レートも変化していきます
中国輸入で関税がかからない場合
わからなければ税関へ
一番簡単に！尚且つ早く解決するには税関へTELすることが効果的です。
税関なんて少し緊張しますが、気にせず気になったことは聞いてしまいましょう！
結局は税関が決める
ここまで色々と計算方法等を紹介しましたが、結局のところ関税を決めるのは税関です
シュミレーションは目安程度にしておきましょう
関税についてもっと勉強したい！って人は
計算方法
さて、計算方法ですが・・・
さて、ここまで複雑なものを計算して仕入れるなんて難しすぎるので
最初はざっくり計算でいいと私は思っています。
ただ、最初ざっくり計算して放置してはダメです！！
仕入れた後に合計で経費がいくらかかったのか？
原価はいくらになったのか？
利益はいくらで利益率はいくらなのか？
今後仕入れるのか？
しっかり考察してください。
利益の出ないものを仕入れても意味がありませんので！
最初は少量でサンプル仕入れすると思いますので、そこで感覚をつかんでいきましょう。
なれればこのくらいかな～と計算できますし、ほとんど外れないようになると思います。
さて！！
実際に代行業者に依頼して輸入する場合
仕入れ原価（単価×レート×総量）＋代行手数料＋国内送料
ここまでは見積もりで計算されて提出してくれますよね？
なのでこれに一定数を掛けて計算していきます。
あくまでも目安程度で、お願いしますね！
空路
仕入れ原価（単価×レート×総量）＋代行手数料＋国内送料
×1.6～2
船便
仕入れ原価（単価×レート×総量）＋代行手数料＋国内送料
×1.4～1.6
でざっくりと国際送料と関税・日本国内送料を求めます
仕入れ経費の幅大きくないですか？
なんて聞こえてきそうですが・・・
国際送料が送るものの体積や重量によって大きく変化していくからです。
上記数値は私が仕入れ続けてきた平均といいますか実数です。
初心者は空路で仕入れると思いますので
見積もり（仕入れ原価（単価×レート×総量）＋代行手数料＋国内送料）にたいして1.6倍すると大体の経費（国際送料・関税）が計算できます。
仕入れる物が大きいor重い場合はレートを上げてください。
船便は仕入れる量が多くなってから＆資金に余裕ができてから
見積もり（仕入れ原価（単価×レート×総量）＋代行手数料＋国内送料）にたいして1.45倍～1.5倍すると大体の経費（国際送料・関税）が計算できます。
私は、1.4倍くらいの経費しかかかっていません。
すぐに計算できますので、ご参考にしてください！
ただこういった何倍を掛けるといった計算方法は元のレートの変動で大きく変わることも頭にいれといてください
関税での失敗
関税が高い商品がある
税率表を見てもらうとわかるのですが
革（皮）製品は税率が高い
毛皮のコート: 20%
革製: 8% – 16%
甲は革製又は甲の一部に革を使用したもの：３０％又は4,300円の高い税率
上記のように革製品は他の商品とくらべると税率がたかい傾向にあるので注意
しっかり計算するか、関税を多目に計算しましょう
関税を払えないと商品が来ない
関税は商品到着時に支払うことが多いのですが
支払えないと・・・
税関で商品がストップしてしまいます＝売れない
商品代金に資金をぜんぶ使ってしまわないようにしましょう！
関税が多すぎて赤字
仕入れ時の予想より関税がかかり赤字になる
私はありませんが、利益が想像よりすくなくなることが多々あります
大きい商品も注意！
通関時に時間がかかる
税関の通過時に予想以上に時間がかかる時があります
特に日本の長期休み前後
中国の長期休み前後は注意が必要
早めに発注をかけましょう！
まとめ
計算方法は簡単ではありませんが
気になるのは最初だけ
関税はいくらかかるのだろう？
なんて調べている暇があったら他のことに時間を使いましょう
関税なんかにビビッてないでサクッと仕入れ
案外やってみると大したことではないですよ！
経費計算は非常に複雑なので
最初はざっくり計算してあとからしっかり計算しましょう！
ずっとどんぶり勘定ではいけませんよ？
そんなことでは、稼ぐことは不可能だと思います
ちゃんと計算してみたら赤字で販売していた・・・なんてことも・・・
どうしても、正確な数字を知りたい場合は、税関に連絡を取ってみましょう！
計算方法は
空路が1.6倍～
船便が1.4倍～
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