関税はいくらかかるのだろう？
可能な限りお金を支払いたくない！
アンダーバリューで安く輸入できるって聞いたけど？
そんなあなたへ関税について・関税がかからない場合を解説
目次
商用輸入
販売を目的として、輸入するとこ
個人利用以外の輸入は全て商用輸入です
関税の計算方法
（卸売価格+送料+保険+その他経費）の100％×関税率（簡易税率or実行関税率）
個人輸入
明確な定義や線引きがありません
個人で使用する目的の輸入が個人輸入とされます
関税の計算方法
商品代金の60％×関税率（簡易税率or実行関税率）
中国輸入はどちらになるか？
勿論、中国輸入は商用輸入
個人輸入で仕入れれば安くなるのでは？なんて考えてしまうかも知れませんが
犯罪になる可能性もあるので注意しましょう！
↓関税の計算方法はこちら↓
中国輸入では関税は原価
中国輸入をされる場合は、商品代金だけでなく、関税も原価の一部として考えましょう
中国輸入では商品代金は非常に安いのですが、輸入にかかる費用が大きく掛かります
大きく分けると、『商品代金・国際送料・関税』の３つは原価として考えて販売する事が大切
関税がかからない場合
課税価格の合計額が10,000円以下であれば免税
10,000円以下ならOK【関税無料】
個人輸入なら商品代金総額が約16,666円以下のものが免税
16,666円以下は【関税無料】
※革靴は商品代金関係なく課税対象
個人輸入で高額商品を購入したのに関税がかからなかった場合
それは、アンダーバリューの可能性があります
犯罪に加担している可能性もありますので注意が必要です
関税以外にかかる費用
私は国際送料と関税を計算するときに一緒に原価へと組み込んでいます
関税以外にも様々な費用が発生しますので、しっかりと計算することが大切です
【税関】
関税
消費税
地方消費税
【通関業者】
通関手数料
立替手数料
このように沢山の費用が発生します
でも、心配しないでください
上記費用は自分で計算しなくても、勝手に請求してきます
関税については税関に質問しよう
どうしても分からない事は、税関に質問するのが早く解決する方法です
関税について決めているのは税関なので、調べて1日潰してしまうよりは電話してみましょう
税関って何だかコワいですけど、私が電話した時は優しく教えてくれました！
アンダーバリューはNG
インボイスを安く表示・申告したらいいのではないか？と思ったアナタ！
鋭いっ！！
でも・・・
『アンダーバリューは犯罪』です
アンダーバリューとは
輸入時に実際の取引価格よりも申告価格を低く（安く）して、関税や消費税などの税金を安く抑えようとする不正取引
そう、『不正取引』です
インボイスとは
適格請求書（インボイス）とは
売手が買手に対して、正確な適用税率や消費税額等を伝えるもの
商品・数量・金額・発送元・発送先・取引条件などが記載されており、インボイスを見ればその荷物についての情報がすべてわかります
私は、日本でいう納品書の様なものだと理解しています
アンダーバリューは犯罪
「アンダーバリュー」はどの国でも不正取引です
アンダーバリューに対しての認識が低い国もありますので注意が必要です
アンダーバリューするとどうなるのか？
一種の脱税であるため、刑事罰の対象となる可能性があります
・税関のブラックリスト
・逮捕
・再申告の関税費用の支払
・追加の関税の支払
などが発生する可能性があります
アンダーバリューはバレなきゃOK？
そんな、大量の荷物全部検査してないでしょ？
どうせバレないでしょ？みんなやってるでしょ？
なんて考えてはいけません
・再申告分の関税消費税
・輸入した時から再申告が完了したときまでの日数×14.6％の延滞税
・輸入したインボイス1件当たり概ね5,500円の再申告手数料
一気に何十万と請求がやってきます
税務署のように後から検査（事後調査）というものがあり、いずれバレます
アンダーバリューしない代行業者を選ぼう
もし今使っている代行業者がもうあるのなら一度聞いてみても良いかも
『アンダーバリューはやってないですよね？』
『アンダーバリューやってますか？』
やっとの思いで軌道にのせたビジネスを知らなかったで犯罪を犯してしまえば意味がありません
私はちゃんと【NO】と言ってくれる代行業者をおすすめします
アンダーバリュー事例
それ、バレますよ！
サンプル品
輸出者と結託し、サンプル品と偽って不当に安く輸入し、後日輸出者に正規の金額を送金するというのが最も露骨なアンダーバリュー
たとえ無償サンプルであってもインボイス上には単価と金額を設定し(“No Commercial Value For Customs Clearance Purpose Only”等の文言を記載する必要がある)、 輸入時には関税の支払いをしなければならない
また、サンプル品を含めた数量をもって有償分の合計金額を割り、単価を均一に設定した場合も必然的に単価が安くなるため、アンダーバリューに抵触する可能性がある。
サンプル品と偽って輸入する
クレーム値引き
前回取引分のクレーム値引きを含める場合はアンダーバリューを防ぐため、単価調整ではなく、理由を明記した上で合計金額から値引きを行うことが求められる。
また、クレームに対する補償を後日送金する場合も輸出者から請求書を発行させ、書類上の証拠を残しておかないと財務監査等で説明を求められる可能性がある
アンダーバリューを防ぐため、各国税関では統計品目番号毎に、ある程度幅を持たせた単価を資料として保有しており、これから著しく逸脱する場合は 通関時に調査・聴取され、トラブルになることもある
また、インボイス上の取引数量を少なく表示することは、密輸となり、同じく刑事罰の対象である
前回のクレーム（不良品）分として少なく申告
まとめ
目先の利益ばかり追わないようにしましょう
アンダーバリューは犯罪です
10,000円or16,666円までは関税がかからない可能性があります
知らないうちに犯罪に加担している可能性「アンダーバリュー」
代行業者選びも大切です
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